わたしのきろく(妊娠判明〜稽留流産手術)

お腹に来てくれた赤ちゃんの事を忘れないように、記録しておこうと思います。

手術後の生理と排卵日、その後の妊娠

稽留流産の手術後、ほぼ予定通りに生理がきた。

3日間だけでいつもよりも出血量は少なかったけど、ちゃんと体温も二層になった。

 

1回目の生理を見送った後は妊活を始めると決めていたので、

次の排卵日近くでは排卵検査薬を使用。

 

丁度新婚旅行中だったけど、タイミングも上手く取れたと思う。

これで妊娠できたらハネムーンベビー👶

 

 

流石にそんなにすぐにはできないだろうって思ってたけど

生理予定日前の体調がいつもと明らかに違った。

 

なんとなく胸が大きくなった気がするし、おりものは増えて、若干下腹部痛があって、ずっと眠たくて、夜中トイレで目が覚める。

 

前回妊娠した時と同じ症状。

 

我慢できなくて、生理予定日当日に妊娠検査薬を使った。

なんと陽性。

 

喜びすぎると、またダメになった時に落ち込んでしまうから

なるべく喜ばないように、期待しないようにしつつ夫に伝えた。

 

期待しないようにしてても、やっぱり内心喜んでしまう。

 

 

その日はお菓子の教室があって、他の生徒さんや先生の子供の話や孫が生まれたって話を聞いても動揺せずに済んだ。

 

自分も妊娠してるっていう安心感で、少しメンタルが安定したのだと思う。

陽性反応前だったら絶対に無理だった。

 

夜は家族と飲みに行った。もちろんアルコールと生物は避けた。

家族から不審に思われたかもしれないけど、何も言わなかったし、

向こうからも何も聞かれなかった。

 

前回のことがあったから当たり前か。

 

 

胎嚢確認のための初診は、生理予定日基準で5w3dに予約をとった。

検査をするまで気が気じゃない。

検査しても、ずっと不安は続くだろうけど。

 

 

4w5dの今日は、トイレに行きたくなって夜中に2回起きてしまった。

 

何となく不安で、2回目のトイレの後に基礎体温を測ったら36.5°だった。

 

赤ちゃん、ちゃんとお腹にいてくれてるかな。

 

お願いだから。つわりでも何でも我慢するから。

無事に産まれて来て下さい。

もうどこにも行かないで下さい。

 

お願いします。。。

最近のこと

手術が終わってから、きづいたら3週間以上経ってた。

 

手術後仕事に復帰しようとしたけどできなくて、産業医の先生と面談をして、2月7日〜本格的に休職する事に。

 

近所の心療内科に行って診断書も書いてもらった。

「病気じゃないから、無難に書いとくね。いつまで休みたい?」と聞いてくれて、抑うつ状態で3月末まで休養が必要、と書いてくれた。

 

先生がとても優しい人で、話しやすくてよかった。。

夫にも親にも誰にも言ってないけど、昔心療内科や精神科はいくつか行ったことがあって、全部合わなくて通えなかった。

 

今回の先生は女性で、流産の辛さも理解してくれるし、私の話をちゃんと聞いて、丁寧に会話をしてくれた。

自分の意見を押し付けることも、話をろくに聞かずに決めつけることも、適当に流して薬だけ処方する事もなかった。

 

この先生なら信頼できそう、と思える先生に出会えてよかった。

赤ちゃん、ありがとう。

 

格安でカウンセリングを受けられる所も紹介してもらえる事になった。

信頼できそうなので、今度行くのが楽しみ。

 

 

今日は、新婚旅行の予定を立てて過ごした。

予定を立てる前に、PCの不調を治したりして無駄に時間がかかったけど。

夫が機械に強いと、こういう時に頼れるからとてもありがたい。

今までは全部1人でなんとかしないといけなかったから。

 

旅行、夫が楽しめる内容になるようにる頑張って考えよう。

 

旅行のことを考えていたからか、幸せな今の状況が怖くて?申し訳なくて?寝付けなくなってしまった。

 

楽しいはずなのに涙がでてくる

流産手術後のセックス

今日、病院で検査を受けて、普段通り生活してokとの許可をいただきました。

 

病院では、先生とお世話になった受付の方にちゃんとお礼を言えたので良かった。

AMHや卵管造影の検査を受けた方がいいか相談したら、「一度妊娠しているから、今焦って検査する必要はない」とのこと。

 

卵管造影、痛いと聞くのでやりたくない気持ちが大きかったから、とりあえず良かった。。

 

そもそも今通ってる婦人科ではどっちの検査もやってないんだけどね。

3ヶ月くらい様子を見て、やりたかったら他の病院で受けて下さいと言われた。

 

3ヶ月は妊活自体辞めてください、と言われるケースもあるみたいなので(私も手術を受ける前そう説明された)、とりあえず3回排卵日が過ぎても妊娠しなかったら不妊クリニックに行こうかな。

 

 

普段通りの生活okになったので、今日はゆっくりお風呂に浸かって夫とセックスをした。

 

普段よりも痛くて、赤ちゃんのことを思い出してしまって、途中から涙が止まらなくなった。

若干過呼吸気味になったけどそれも必死に我慢。

 

「赤ちゃんを思い出して辛くなる」って夫に言ったら、最悪勃たなくなる可能性もあるんじゃないかと思って言えなかった。

 

久しぶりだから、ちょっと痛かった💦くらいに留めておいた。

 

大事なコミュニケーションだから、前みたいに楽しめるようになりたいなぁ。

仕事復帰と過呼吸

稽留流産の疑いと言われた2週間前からお休みを貰っていて、昨日から仕事に復帰しました。

 

一昨日の夜まで、仕事できるかな…と心配だったけどなんの問題もなく一日を過ごせた。

打ち合わせでも笑顔で話せて、私大丈夫だなって思った。

 

でもどうしても食欲がなくて、お昼はヨーグルトと小さいマフィンしか食べられず

夜は何も食べたくなくて、唯一食べられる気がしたサムゲタンを夫に作ってもらった。

仕事終わりで疲れてるのにワガママ言ってごめんね。ありがとう。

 

サムゲタン、すごく美味しいんだけど食べるのが苦しくて、なかなか進まない。

お腹はぺこぺこなのに食べるのが辛くて、一口食べる度に「ふぅ〜」と深呼吸してた。

 

食べ終わってから、立ち上がる事ができなくて夫にベッドまで運んでもらいました。

ベッドで横になっていると涙が止まらなくなって、気づいたら泣きながら過呼吸になってた。

 

心臓がギューっと潰されるような痛みで、息が浅くて頭に空気が回っていなくて、クラクラする状態がしばらく続きました。

 

夫が救急車を呼んでくれようとしたけど、ただの過呼吸だから…と拒否。

でも30分以上しても止まらなくて、このままじゃやばいと思い、医療相談窓口に電話してもらいました。

 

窓口の方の判断で救急に繋いで貰い、救急車で近所の病院に搬送。

PCR検査を受けないと受け入れできないとのことで、鼻に検査の棒を刺される…とても痛かったです。

 

血液検査や心電図も見てもらったけれど異常はなかったとの事で、

ストレスからくる過呼吸だったようです。

 

自分では、今日一日仕事できたし、赤ちゃんを迎えるためにも早く回復したくて元気な気になっていたけど

心がボロボロになってたみたい。

 

病院の先生は、「うちは精神科の先生はいないし、体に問題はないから入院して貰っても何も処置する事ができないので、ご自宅でゆっくり休んでもらった方が良い。仕事も無理せずに、休んだ方が良い」と言ってくださいました。

 

若い先生でしたが、とても心配してくれて親身に話を聞いて下さって、少し救われました。

 

明日、会社の産業医の先生に、しばらく仕事をお休みできないか相談してみようと思います。

 

病院の帰りにお腹が空いたので、エクレアを買ってもらいました。

最近、なぜか甘いものは食べられます。

 

夫や病院の先生、暫く仕事を休んだにも関わらず暖かく接して下さった会社の方々に感謝しかありません。

水子供養に行きました

昨日、夫と2人で、水子供養に行ってきました。

 

赤ちゃんを産む事ができなかった今、私が赤ちゃんにしてあげられる事はこれくらいしか思いつきませんでした。

 

赤ちゃんのためにお金を払って、赤ちゃんの事だけを考えてお祈りして、少しだけ気持ちが晴れた気がします。

 

御札と肌見御守もいただきました。

御札は寝室に飾って、お菓子とお水をお供えしています。

これから毎日、心の中で話しかけようと思います。

 

 

妊娠がわかってから、安定期までは過剰に喜ばないように、期待しないようにセーブしていたのですが

それでもこれだけ悲しい理由を考えてみました。

 

喜び過ぎないようにしていても、お腹に赤ちゃんがいる以上、生活の至る所で赤ちゃんの事を意識することになります。

 

服を選ぶ時は、赤ちゃんのためにお腹を冷やさないように…と考え

食べても良いもの悪いものを調べて、毎日の食事に気を遣い

飲み会のお誘いは勿論断るか、アルコールなしで参加して

出かける時は、自転車は乗れないからいつもより早く家をでて歩こう…と考え

仕事中は、いつ会社の上司に話そうかと悩み

少しでも体調が悪いと、赤ちゃん大丈夫かな…と不安になり

 

期待をしないようにしていても、日常生活が、全て赤ちゃん中心になるのです。

 

それが一気になくなるのですから、喪失感があって当然ですね。

 

生物を食べる時も、自転車に乗る時も、お酒を飲む時も、今まで通りに仕事をしている時も、何をしていても、どうしても赤ちゃんがいない事を実感させられます。

 

水子供養もしましたし、今日から仕事も開始しました。

赤ちゃんがいない現実を頭では理解できていますが、まだ心が追いついていません。

 

赤ちゃんの事を忘れたい訳ではないし、自分でもどんな状態になれば楽になれるのか、まだわかりません。

 

ただ、先週は仕事が手につかないくらいにずっと泣いていたのが、今日はいつも通り仕事がでぎした。

 

時間薬が早く効く事を祈ります。

9w4d 手術の日

朝、9時10分に病院に行きました。

前回一人で通院した時は歩きながら涙が止まらず、一歩一歩がとても遠く感じていました。

今日は夫に付き添って貰えたので、泣かずに病院まで歩く事ができました。

 

稽留流産の手術は一般の診療とは別枠で、通常病院が開く9時半より少し前に入室する事ができます。

 

ただ、今日は運が悪く最寄駅の電車が遅延しており、準備が間に合わなかったとのことで、9時10分を過ぎても中には入れませんでした。

 

私たちが入室してから3分後位に、待合室に妊婦が入ってきました。

まだオープン前なのに、厚かましくも待合室で待たせて欲しいと言います。

受付の方も何を考えたか、妊婦にOKを出して待合室に入れていました。

そもそも、手術をする患者が他の客と出会さない為に時間をずらしているはずなのに…とかなりモヤモヤしました。

 

その女性が妊婦じゃなくて一般の婦人科の受診なら良かったのですが、その人のカバンから母子手帳ケースが見えた途端、小さく舌打ちをしてしまいました。

 

本当に本当に不快だったのです。

自分はこれから亡くなった赤ちゃんを取り出す手術をするのに、どうしてこの女は…と、見ず知らずの女性を恨みました。

 

更に、その女性が出した母子手帳ケースは、ベネッセの応募者特典のものだったのです。

丁度、手術の前日にわたしにも同じものが届いていたので、すぐにわかりました。

 

母子手帳ケースは処分しようと思います。

 

 

その後、診療室で内診をして、ラミセルという細い棒を子宮に入れました。

激痛ではありませんが、鈍い痛みで、つい「ううう、、」と声が出ました。

 

ラミセルを入れてから、着替えて痛み止めの薬を飲み、点滴(痛み止めと抗生剤)をしながら1〜2時間ほど眠りました。

 

私は血管が見えにくい体質なので、点滴の注射を2回も失敗されました。。

とても針が太く、一回一回が痛かったので、2回失敗された時には「上手い人と代わってください」と言ってしまいました。

 

その後暫くしてからベテランの看護師さんが来てくれて、無事点滴ができました。

左右の腕の真ん中で1回ずつ失敗されていたので、ベテランの方も打つ場所がなくとても難航していました。

 

点滴が始まってしばらくすると、頭がぼんやりしてきました。

なにも考えず、ぼーっと天井を眺めて泣いていました。

 

夫はずっと私の手を握ってくれていました。

途中から、足先が寒くて寝付けないと言ったところ、手で足を温めてくれました。

この辺りから、鎮痛剤の影響か記憶が曖昧です。

 

寝ている時に「まもなく順番なので、点滴を持ったままお手洗いに行ってください」と起こされ、トイレに行きました。

 

トイレで鏡を見ると、目が別人のように腫れていてびっくりしました。

理由はわかりませんが、目の腫れは今まで家でも何度か経験した事があります。

以前の腫れは、コロナのワクチンを打って高熱が出た日や、仕事でストレスが溜まっているタイミングだったので、恐らくストレスが原因だと思います。

 

手術前に先生が見にきてくれましたが、体に蕁麻疹も出ていないし喉も異常がなかったので、薬の影響ではないだろうとのことでした。

 

 

それから処置室(いつものエコー検査の部屋)に入り、胸に心電図・指に酸素飽和度・腕に血圧を測る機会がつけられました。

口には酸素のガスマスクをつけました。ガスマスクは、人生で初めてつけました。

 

先生が「今から麻酔を入れていきます」と言い、看護師さんに言われた通りに深く深呼吸をしました。

気づいたら手術は終わって1時間ほど経っており、私はベッドで寝ていました。

 

手術中私が無意識に「痛い、痛い」と言っていたらしく、麻酔を追加してくれたようです。

お陰様で、手術が終わってから看護師さんに起こされるまで、完全に意識はありませんでした。

手術中に麻酔が切れるのは一番怖いので、多めに打ってもらえてよかったです。

 

意識が朦朧とする中、夫が車で迎えにきてくれました。

ふらふらと歩いてなんとか車に乗り、家に着いてすぐに眠りました。

 

 

夢の中で、私は病院にいて、看護師さんに指導されながら赤ちゃんをお風呂に入れようとしていました。

 

夢の途中で、あれ、私赤ちゃん産んでないのになんで??と思い夢だと気付きました。起きてまた泣きました。

 

朝から絶食絶飲(水2杯のみ)でとてもお腹が空いたので、ウィダーインゼリーと、夫が作ってくれたうどんをたべました。

 

夕食は私が好きなサムゲタンでした。ミスドの、私が好きなチョコのドーナツも買ってきてくれました。

 

夫への感謝の気持ちが、いつもに増して大きくなった1日でした。

ありがとう。赤ちゃん、産んであげられなくてごめんね。

「ママ、さようなら。ありがとう」を読んで

レビューが良かったのでこの本を読みました。

f:id:tsubasakachan:20220116103635j:image

 

94ページなのでサクッと読めます。

感想としては、少しスピリチュアルすぎるのとモヤモヤする部分があり、うーんという感じ…

 

不育症で流産を繰り返す方の赤ちゃんや、子供がほしくてずっと不妊治療を頑張っていても妊娠できない人は、この本ではどういう解釈なのだろう?と思いました。

 

少し過激な書き方になってしまいますが、私は中絶は人殺しだと思っています。

中絶するような人間のところには赤ちゃんがきて、不妊治療をしている人の所には来なかったり、待望の赤ちゃんが流産になってしまうという…しかもそれが、赤ちゃんがそうなる事を決めていると言うのは納得がいきません。

 

どれだけ考えても納得がいくものではないことは重々承知ですが、その難しい問題を、表面的な言葉で綺麗に見せているように感じました。